2012年11月22日木曜日

好き

 
昨日、小田和正さんのライブDVDが発売になったそうです。
 
 
発売になるニュースは知っていましたが、昨日だったとは!
 
 
 
私が物心ついたころ、AMのラジオから流れてくる歌謡曲に混じって、
 
 
小田さんの声、オフコースの曲を聴いたのがそもそものはじまりだと思います。
 
 
「さわ~やか~ラ~ジオ~R~K~B~♪」
 
 
たぶん福岡県民なら(笑)当時誰しも一度は耳にしたであろうこの曲。
 
 
地元RKBラジオのCM曲はたぶん、間違いなく小田さんの声だったと記憶しています。
 
 
当時「ベスト歌謡50」というお昼~5時くらいまで、毎週のヒットランキング50曲をすべて
 
 
流してくれる番組がありました。私はラジオカセットを時にはコンセントにつなぎ、
 
 
時には電池に変えて外へも持って行き、
 
 
毎週日曜日、楽しみに聴いている、今考えるとちょっと変わった小学生だったかもしれません。
 
 
そんな耳からだけの情報が、映像とつながった時がありました。
 
 
テレビで小田さんがピアノを弾きながら「言葉にできない」を歌っている横顔を見ました。
 
 
ものすごい数のひまわりの花と一緒に。
 
 
それから4人になったオフコースも、ひとりでアルバムを出す小田さんも、
 
 
映画監督になったり、月9のオープニング曲が大ヒットしたり、
 
 
大けがから復活の野外ライブも友人と観に行きました。
 
 
そして去年、本当に久しぶりに動く小田さんにナゴヤドームで逢えました。
 
 
「好き」
 
 
という言葉を、ストレートに聞く機会があんまりない日常で、
 
 
小田さんには「好き」という言葉に素直になることを教えてもらったと思っています。
 
 
続けるということは、ものすごく大変なことだと思います。
 
 
まだ日本では誰もそんな活動をしていなかったころから、
 
 
尊敬するアーティストの人たちに手紙を書いて、
 
 
声をかけて、仲間を募って、
 
 
今では世代を越えたたくさんの人たちが、クリスマスに小田さんと一緒に歌っています。
 
 
私は毎年放送される「クリスマスの約束」という番組が大好きです。
 
 
 
小田さんのコンサートに行った時、歌詞が全部スクリーンに出て来ました。
 
 
私が号泣し、きっとこの言葉を見るためにここへ来たと思った一言。
 
 
「答えはひとつじゃないんだ」
 
 
でした。
 
 
正解は何なのか、間違わないように生きないといけない、自分の選択に自信が持てない、
 
 
そんながんじがらめだった私に、勇気をくれた一言でした。
 
 
 
私にとって音楽は、たぶん苦しいときにそれを乗り越えられるヒントを与えてくれるもの、
 
 
なのかなって思っています。
 
 
ジャンルとか日本のものとか外国のものとかそういうことではなくて、
 
 
声がなくても、言葉がわからなくても、涙がこぼれてくることだってあります。
 
 
何かそういう心に響くものがきっと、必要な時に私を癒してくれて、
 
 
今日の私があるのだと思います。
 
 
 
 
今週、私の大好きなアーティストの方々が、歌っている姿をたくさん見ました。
 
 
どれも自分だった、どの時代も私だった、
 
 
そう思えました。
 
 
 
好きなものに囲まれて生きる人生は、きっと幸せだろうと思います。
 
 
私も、自分の「好き」をいっぱい集めて、
 
 
出逢えてよかったって思える今日を生きたいと思います。
 
 
 
 
明花
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


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