なぜかというと、90歳代の方に立て続けにお会いしたから。
あと50年たったときの自分というのを意識しました。
健康で、自分の足で立って、人とこんなふうに笑顔でお話できていたらいいな・・・。
今、「傾聴ボランティア養成講座」というものに通っています。
最初の講義の日、お話してくださった方がボランティア活動を始めて50年と
おっしゃっていました。
今もひっぱりだこで、あちこち講演して回ってあるとか。
「今ないサービスをどうやったら作りだせるか、考えるのが面白い」とも。
「たった一人の困りごと」から始まり、のちには法律を変えるほどのことを
提案していく作業。ご自身のライフワークにしていこうと決められたのには、
やはり、当時90歳代の女性との出逢いがあったとか。
そして「仲間」の必要性。
個人の、個別の、もうある程度範囲の決まっている活動かと思っていたら、
どうもそうじゃないみたい。
それがボランティア！？素人の私はぽか～んとして、なんだか起業と
似ている所があるんじゃないか！？？？と思いました。
この日の先生の話を以前も聞いたことがあるとおっしゃっていた方から出た言葉
「生涯現役」。
うん、そうそう！！！そうありたい。
最初の日、グループワークをしました。みなさんがここへ応募しようと思った動機、
そして期待すること。
色の違う2枚のふせんに書いて行きます。ん、ふせん、これ、どっかでやったぞぉ～（笑）
お話を聞いて行く中で、集まるべくして集まった、お仲間ということがわかりました。
時期やタイミング、思いがうまくかみ合って、限られた時間やチャンスを逃さずに
今、ここに座ってあるという印象。
みなさんそれぞれに熱い思いがあって、それぞれに大変なことも抱えてある。
でも、ここへ来て出逢うことができた。このグループで。
みなさんの思いを聞き終わったころ、もうそれぞれのグループで発表をしないと
いけない時間になりました。
先輩ボランティアの方がコーディネーターをしてお話を進めてくださったのですが、
近くにいたせいか、ご指名を受けて発表をすることに・・・。
だんだん回ってきました、順番。
おー熟練の技ぞろい・・・。
きゃ～助けて～！！！マイクを持って立ったものの、頭の中が真っ白。
手が震えてきたぞぉ～。なんて話そう・・・。
グループのまとめって言われても、みなさんそれぞれに違った思いがあるのを
どう伝えたらいい！？？？
汗が出てきた・・・。そうだ紙紙、ふせん貼った紙があった。見せてもらおう。
「何って言ったらいいですかね！？」とかグループの方にこっそり助けを求めると、
ニコニコしてもらって、なんだかそれだけでもちょっと安心したりして。
なんとかかんとか言って、終了。
あ～たぶんこれってプレゼン。
こうやってきっと突然回って来るんだ。
短い時間で思いを伝えるって練習しとかないとできないなぁ・・・。
そんな第１回目を終えて2回目の帰り道は雨でした。バスに乗って帰ろうかな・・・。
バス停に着いたら1人のご婦人。「もう12分から私、まっとるんだわ。」って。
私が乗ろうとしてるバスは35分発。
こんな雨の中、大変でしたね、とかお話しているうちに、92歳ということを
お話してくださいました。
「うっそ～全然見えない！！！お若いですねぇ～」と本当にビックリしました。
骨粗鬆症の講座を受けに来たと資料やメモも見せてくださり。すんごくきれいな字。
待ってる間に自分の年のナンバーの車が4台も来た、手をグーチョキパーしたり、
歩く時は一本の線の上を歩くようにするといい、と今日習って来られたことを
お話してくださいました。
そうこうしているうちにバスが着て、一緒に乗りました。お隣の席に座ったら、
今度は手を前で組んで上にあげるといいと実際に動作をして教えてくれました。
そうしたら斜め向かいに座ってあった方もニコニコ手を伸ばして、
ついでに私もやって（笑）
バスの中はあっという間にプチ体操教室みたいになりました（笑）
そして、人としゃべることが大事って。歩くこととしゃべることって
最後に教えてくれました。
もう降りるからって元気に手を振って、行かれました。
なんだかほんわかした空気が残って、そのうち私もバスを後にしました。
あと50年たった時に、私もそうやって講座を探して申し込んで、
1人で行って帰ってきて、周りの人にもそのことを伝えられるような、
そんなしっかりした笑顔のおばあちゃんでいられるかしら。
何を食べたらいい？どんな生活をしたらいい？どう考えて生きていけばいい？
そんなことを思わせてくれる、ステキな出逢いでした。
今まで生きてきた時間よりも長い先のこと、想像もつきません。
でも、そのことを考えた方がいいよってお知らせかもしれないと思って。
人とはこうやってつながっていくんだよ、って教えてもらえたような気がします。
恵みの雨って感じの日でした♪
明花
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